重大なネタバレ: このページは3つ目のエンディングを見たあとの人向けです。開発者の部屋はエンドゲーム(低)をクリアすると開き、最後の節では隠し録音のストーリーを説明しています。ゲームをクリアしていれば部屋の紹介は安心して読めますが、録音を初めて聞くときの楽しみを残したい人はネタバレの節を飛ばしてください。

3つ目のエンディングのあと、プロローグには最後の秘密が開きます。ゲームのいくつかのレベルがどう始まったかを開発者が見せてくれる部屋です。 どの比較も、実際のレベルの初期案と1つ以上の改訂版が並び、開発者の録音解説(英語)が、何がだめだったか、何を変えたかを説明します。難しすぎる、狭すぎる、アイデアが多すぎる、想定外の解法がある、レベルに合わない英雄がいる、といった理由です。アートボードの壁もあり、別の場所には、物語の続きを語る隠し録音もあります。このページは塞德莎さんの解説動画の第69回(シリーズ最終回)に沿って、すべての場面を該当の秒数にリンクしています。

これらの部屋はおまけです。 塞德莎さんによると、セーブデータにはカウントされません。カウンターの920はメインの世界だけの数で、これらの部屋も、エンドゲーム(高)のあとの公式おまけの難関2部屋も含まれません(2:02、2:08、2:12)。塞德莎さんは録音を流すことが多く、普段より口数は少なめです(0:20、0:26)。

一覧(最終版を当サイトのページと対応させました):

開始元のアイデア最終版変わったところ
1:09盗賊がクリスタルを柱の周りで引くHeroes of Hauling パズル7柱が部屋と廊下に置き換わり、狙いが壁に変わった
5:11ハスをかぶったゴブリンHigh Skipping Stones パズル5ゴブリンがドラゴンに替わり、ハスをどこに落とすかが重要になった
6:28ドラゴンと鏡で4方向のゴブリンを焼くHeroes and Mirrors パズル275×5の部屋が7×7に広がり、像が鏡の近道を止める
12:33僧侶が力のビームでモンスターを押す金の英雄xビーム放射器(HxB)4回の削減:クリスタル、二重ビーム、岩がなくなり、2つ目の宝石が加わり、ソケットが移動
20:35東と西にまたがる盗賊のレベルReflected Beams パズル7小さくなり、盗賊が商人に替わり、3つの世界が2つに
23:41ゴブリンを無限の高みへ送るHigh Beamcasters パズル12ゲートが2つから1つになり、地形がすっきり
30:31クリスタルを仕込んでから、飛び降りて押すHigh Heroes パズル2ボタン8個が6個に。穴のトリックは控えめに
35:28答えが積み重ねである、何もない部屋High Mirrors パズル21最初から積み重ねが必要だと分かるように作り直し
43:173枚の鏡とクリスタルHigh Mirrors パズル11同じトリックで理由が違い、道筋が明快に
46:38ビームの端に乗って選んだ高さまで浮かぶHigh Beamcasters パズル53水、飛び石、ハスがなくなった

開発者の部屋の場所

上から見たプロローグの中庭。右に紫のビームが上へ伸び、左にクリスタル、下に部屋が並ぶ
プロローグの上へ行く道 · 塞德莎さんの動画より
  1. まず3つ目のエンディングをクリアします。エンドゲーム(低)から戻る途中で、3つ目のエンディングに結びついたプロローグの看板が開き、檻も開いてカートが解放され、紫のビームがさらに上へ続くようになります(P68 24:40)。
  2. プロローグへ行き、その紫のビームに乗って上がります。カートが解放されたいま、ビームが運んでくれる先が開発者のエリアです(0:50、0:52、0:54、0:58、1:00)。
  3. 部屋は地図の上に小さなオーバーワールドのように並んでいます。比較ごとに部屋がまとまり、録音があり、「元のバージョン」「簡略版」といったキャプションがついています。下の順番で1つずつ歩いて回ります。
  4. 見終わったら、紫のビームで戻ります。これでプロローグのすべてのマップを見せ終わったことになると、塞德莎さんは言っています(52:41、52:45)。

開発者解説の部屋

1. 盗賊のクリスタルと柱

初期の盗賊のレベル:ピンクの床に濃い青の柱、紫のクリスタル、緑のボタン、右上に黄色いゲート
Jonah の初期案、盗賊のレベル · 塞德莎さんの動画より

元のバージョンは、最初期の盗賊のレベルの1つで、Jonah の設計です。盗賊がクリスタルをボタンまで引いていけるのは、ある1つの道筋だけです。しかも、そこまで運ぶと、つい引いてそのまま戻してしまい、ゲートがまた閉まります。解説はこれを面白がっています。柱は盗賊には厄介で、柱の角を回ってクリスタルを運ぶことは絶対にできません。マップの北西の使われていない角は、グリッドが続いていることをほのめかすだけです(1:09、1:41、1:46)。塞德莎さんは録音をそのまま流しています(1:56)。

最終版は Heroes of Hauling パズル7 で、北の最初のほうにある盗賊の部屋です(2:22、2:29)。設計者は、この時点にしては大きめのレベルとして、盗賊の動かし方の練習になるよう、アイデアを作り直しました。柱はゲームの中でめずらしいので、廊下でつながった部屋に変わりました。ボタンのジョークは残り、盗賊をボタンのすぐ横から始め、クリスタルを遠くに置くことで強調されます。取りに行くのは簡単なのに、引き戻すのは間が抜けています。教えることは角から壁に変わり、盗賊は壁際まで物を引き寄せることができません(2:45、3:16、3:22、3:58、4:16)。塞德莎さんはシリーズの前のほうで解いているので、ここでは再プレイしません(4:28)。

隣には最初のアートボードがあります。Beamcasters の vault のもので、下のアートボードの節を見てください。

2. ハスをかぶったゴブリン

上から見た開発者エリア。左にハスが並ぶ池の部屋があり、「元のバージョン」と書かれ、隣に木の部屋がある
ハスの部屋、元のバージョン · 塞德莎さんの動画より

元のバージョンは Zach のものです。ゴブリンはハスを帽子のようにかぶっていて、水の中で死ぬとハスが浮いたまま残ります。2体目のゴブリンが2つ目の島をふさいでいます。解説は、この仕組みは気に入っているものの、狭い場所で石を押す作業は本題から外れていると言っています(5:11、5:17、5:22、5:28)。

最終版は Patrick による改訂で、High Skipping Stones パズル5 です(5:43、5:50)。同じ仕組みをさらに掘り下げています。次の島に着くには、ハスをそれぞれどこに落とすかを正確に考える必要があります。ゴブリンはドラゴンに替わり、間に石をはさまなくても押せるので、アイデアを試すのが早く、物の数が少なくてもパズルを豊かにできます(5:57、6:01)。塞德莎さんは変わり方が大きいと言うだけで、どちらのバージョンも遊びません(6:18)。

3. ドラゴンと鏡と4つの方向

柵で囲まれた小さな5×5の部屋。ドラゴンと鏡があり、外側にゴブリンがいて、右下にピンクのブロックがある
窮屈だった元のバージョン、5×5 · 塞德莎さんの動画より

元のバージョン: 鏡を使ってドラゴンの向きを変え、4つの方向すべてのゴブリンを焼きます。レベルは難しくて細かい手順が必要だとチームが考えていた時期のものです(6:28、6:38)。解説は3つの問題を挙げています。

  • 狭すぎる。 5×5の部屋では、ドラゴンの息に何度も当たってしまい、しかも鏡で跳ね返されて予告なしに当たることが多く、細かい位置直しの手が多くなります(6:57、7:24)。
  • 鏡の近道。 ゴブリンは簡単に鏡で部屋の中や別の側へ映せるので、ただ試しているだけのプレイヤーは散らかしてしまいますし、4方向すべてに火を吹く必要も本当はありません(7:31、7:35)。
  • 結末が目立ちすぎる。 最後の驚きの手順、5体目のゴブリンを倒すのは難しく、ほかと切り離された感じがするので、レベルのアイデアよりも記憶に残ってしまいます(8:02、8:16)。

塞德莎さんのまとめ:狭いから難しすぎる、細かい手順が多すぎる、そして終わりの山場が本題をかき消しています(8:42)。

簡略版は部屋を7×7に広げています。今度は解説も、手順どおりにやる宿題のようで、簡単すぎるかもしれないと言っています。頑丈な外壁で鏡の使い方は限られますが、東か南の島を1つ片づけて、もう1体のゴブリンをそこに映すことはできます。驚きの結末、ドラゴンを溺れさせるのは、今度は簡単です(8:56、9:01、9:26、9:35、9:51)。塞德莎さんはその近道を自分で見せていて、鏡でゴブリンを別の島へ動かし、ドラゴンが4方向に火を吹かなくて済むようにしています(10:07、10:13)。

最終版は Heroes and Mirrors パズル27 です(10:46)。7×7の部屋はそのままで、真ん中に像を置きました。これでドラゴンの息を渡る別の道ができるので、パズルは息をよけることではなく、ドラゴンの向きを合わせることになります。東と南のゴブリンは奥まった位置にあり、一方をもう一方の場所に映すには像のある場所に鏡を置かなければなりません。つまり、ようやく4方向すべてに火を吹く必要が出てきます。結末は元の種類に戻り(ドラゴンを正しい位置と向きに転送してから、檻を脱出する)、難しさは易しめに調整されました(10:51、10:59、11:19、11:40、11:43)。塞德莎さん:像があるのは、鏡でゴブリンをコピーされないようにするためです(12:04、12:12)。再プレイはしません(10:49)。

4. 力のビームの部屋(4つのバージョン)

2つの世界のレベル:左はクリスタルとシアンのビームと二重ビームのあるピンクの中庭、右はゴブリンと岩だらけの緑の野原
最初のバージョン、キャプションは「Clear and Focused」 · 塞德莎さんの動画より

この部屋のシリーズは、明快で焦点が定まっていることを掲げたキャプションの下にあります(12:33)。

最初のバージョン: 力のビームは、左側に理由があります(探検家がディスプレイサーを取りに行くのに必要)が、実際には僧侶がモンスターを押すためにあります。それは楽しいかもしれませんが、見えにくい解法がいくつもあり、行く手をふさぐクリスタルは行き当たりばったりに感じられ、出口のためだけにある二重ビームには、ほかに何のためにあるのかと考えてしまいます(12:44、13:06、13:16)。塞德莎さんはこのバージョンを「めちゃくちゃ」と呼び、意図されていたと思うルートだけを見せ、多くの変な想定外のルートは飛ばします(13:26、13:34)。

  1. まず2つのクリスタルをどけてから、右側のゴブリンを押して移します(13:54、14:00)。
  2. このゴブリンを上へ押して、上の2体のゴブリンが出会い、2体で消えるようにします(14:03、14:06)。
  3. 残りの3体は一緒にしないといけませんが、直接押して行くことはできないので、左の探検家を使います。この2体をこのマスへ押します(14:11、14:24)。
  4. 探検家で、シアンの放射器を右へ、この列に沿って押します。3体が一度に消えます(14:30、14:39)。これが意図された解法かどうか、塞德莎さんは自信がありません(14:44)。
  5. 下の出口には、まだ誰かが行く必要があります。探検家を連れてきて、僧侶をその左に置き、探検家が僧侶を下の水路へ送ります(14:50、15:00)。

2つ目のバージョン(15:18):クリスタルも二重ビームもなく、代わりにビーム放射器の側にモンスターのゲートがあり、ゴブリンは5体なので、ディスプレイサーで作る3体のグループが必要なのは明らかです(15:22、15:38)。塞德莎さんは、まだ想定外の解法が残っていると言います。彼が思う意図された解法はこうです。4つの石をすべて押して移し、このゴブリンをこの柱に向かって押して上に飛ばして上のゴブリンと合わせ、それからこのゴブリンを一番上まで押します(15:52、15:57、16:06、16:13)。下の部分はすでに最終的な小さなパズルです。シアンのビームを下へ押して、僧侶が石をどかせるようにします(16:20、16:26、16:32)。

3つ目のバージョン(16:42):ビーム放射器の側の意味のない岩がなくなり、2つ目の宝石が現れます。宝石が2つでソケットが1つなら、余りは何のためか、と考えるはずです。モンスターは5体から3体になり、位置の入れ替えには女僧侶が必要になります(17:11、17:23、17:34)。ゴブリンの部屋にはまだ近道があります。外側の2体のゴブリンを1マス南へ押し、3体目を撃つと、想定より力のビームを使わずに済みます(17:47、18:03、18:16)。塞德莎さんの補足:この近道でも確かに3体は倒せますが、シアンのビームが2行目で止まったままになって下へ戻せなくなるので、実際は行き止まりで、プレイヤーを道から外れさせるだけです(18:22、18:27、18:33)。それ以外は、すでに最終版とほぼ同じ遊び方です(18:40)。

最終版は 金の英雄xビーム放射器(HxB) です(19:05、20:04)。電源のソケットが移動したので、女僧侶が2体のゴブリンを南へ押すことはできなくなり、3体目のゴブリンのエリアは閉じた部屋ではなくなったので、長い壁越しの意味のない入れ替えをほのめかしません。英雄側は2行ほど高すぎるかもしれませんが、ビーム放射器側は、放射器を北へ入れ替えて戻すために、下に2行の空きが必要です(19:31、19:39、19:51、19:58)。塞德莎さん:このレベルは評判が良く、主な不満は一番上の行で、影のせいで入れないと思う人が多いことです(20:10、20:20)。

5. 場違いだった盗賊

紫の床の2部屋のレベル:宝石の起動装置、上にソケット、鏡、宝石、そして盗賊
Zach の初期案、盗賊つき · 塞德莎さんの動画より

元のバージョンは、東と西が交わる最初の段階のレベルで、Zach の設計です。なぜか盗賊がいます(20:35、20:50)。解説は、難しくて、部屋の行き来以外の狙いがはっきりしなかったと言います。盗賊の引く動きは核となるアイデアと関係がなく、レベルを大きくしています。チームは本題から外れた物やアイデアを避けていて、それは英雄の能力にも及びます。物を動かすだけなら、1つのものを押す英雄が一番ノイズを増やしません(20:52、21:25、21:40、21:53)。

塞德莎さんがこのレベルを解きます。引く動きは必要なく、宝石の起動装置と左の鏡の開始位置のせいで、最終版より手順が丸ごと1ラウンド多く必要です(22:10、22:15、22:18)。動画はほとんどを飛ばしていて、最後の手はこの鏡を引き寄せて、それからここまで引くことです(22:35、22:40)。

最終版は Reflected Beams パズル7 です(22:54)。ずっと小さく、商人がメインの英雄なので、引くことが重要かという疑問がなくなり、材料は3つの世界ではなく2つの世界から使っています(23:03、23:12)。塞德莎さんは、録音で触れられていない大きな変更を指摘しています。左の鏡が起動装置と同じ行から始まるようになり、余分な1ラウンドが要らなくなりました(23:20、23:27)。

6. 無限の高みへ送られたゴブリン

ピンクの2段の部屋。上の台地に鏡とゴブリンとピンクのゲートがあり、下に縦のゲートとボタンがある
最初の試作 · 塞德莎さんの動画より

アイデア: 紫の放射器と上向きのエネルギーゲートを使って、モンスターを無限に高い上へ転送して消します(23:49、24:14)。

最初の試作: 分かりにくく、誤解を招きます。ゴブリンの開始位置から、解法に入っていないボタンの上へ直接転送できてしまうためです(23:59)。塞德莎さんは手早く遊んで、想定外のルートと、それから意図されたルートを見せます。手順は動画で確認してください(24:25、24:35、24:47)。

2つ目の試作(25:07):上下に移動する英雄が1人。エレベーターの代わりに2つ目のゲートがあり、一方は物を台地に上げ、もう一方はゴブリンを遠くへ上げます。ゲートが2つだと地形が変になり、レベルが読みにくく、最後のトリックの準備には、思い描きにくい細かい押し作業が必要です。宝石を2つの役目に使うのは引き締まった設計に見えるかもしれませんが、ここでは本題を曇らせます。最初の試作には、少なくとも床の真ん中に、使わなければならないと分かる縦のゲートが1つありました(25:15、25:34、25:51、26:00)。塞德莎さんは、初心者にはゴールが見えず、ボタンの1つを押さえたまま下から何かを上へ送らなければならないと付け加えています(26:26、26:39、26:51)。

最終版は High Beamcasters パズル12 です(27:07)。変な地形と2つ目のゲートはなくなりました。物を上の層に持ち上げるのは本題ではないからです。宝石と放射器は最初から上にあり、下ろすだけです。ゲートは、上るのにも使うので少し見えにくいですが、ゲートが1つだけなので焦点は保たれます。よくある罠は残っています。放射器と宝石の両方でゴブリンをゲートの横に押し、そのあと放射器を下ろそうとするのですが、それはできません。先に放射器を下の層に置いてください。放射器を下から始めると、答えをほとんど教えてしまうので、チームはそうしませんでした(27:16、27:25、27:39、28:02、28:18、28:22)。録音は、前の版がいかに見苦しかったか、大きなゲームのすべてのパズルを最高に近づけるのがいかに難しいかを語って終わります(28:46、29:07)。塞德莎さんは最終版のほうがずっと良いと考えていますが、上にある放射器のせいで、ゴブリンを押すためのものだと思うプレイヤーもいるかもしれないとしています(29:21、29:42)。

7. まず計画して、それから飛び降りる

不規則な形の青い台地。紫のクリスタルと、周囲に8個のベージュのボタン、上に黄色いキューブがある
ボタン8個の元のバージョン · 塞德莎さんの動画より

ここに来るために、塞德莎さんはエリアを片づけ、右下でリセットして、石を1つ外して歩いて渡ります(30:14、30:17)。

元のバージョン: 台地の上にクリスタルを並べて、飛び降りたあとでボタンの上に押していけるようにします。ボタンの位置が難しく、台地の形のせいで、全部を覆う方法が見えにくくなっています。準備の段階と押す段階に分かれるので、頭の中の大きな迷路になります。いったん飛び降りたら、準備はやり直せません。1つのトリック:穴の前にクリスタルを押して、穴に飛び込んでそこへ行きますが、これは1回しかできないので、それが必要な唯一のボタンを見つけないといけません(30:31、30:47、31:00、31:29、31:37)。録音は塞德莎さんの手の動きに重なって流れ、彼は道筋を語りません。塞德莎さん:すでに最終版にかなり近く、石があと2つ、ボタンがあと2つ、意図的な落とし穴がいくつかあるだけです。穴の場所がいくつかあるうち、使わなければならないのは一番上の円だけです(31:42、31:53、32:14、32:20)。

最終版は High Heroes パズル2 です(32:33)。ボタンは8個から6個になり、ほとんどのアイデアは残りましたが、穴のトリックはボタンへ行く方法のいくつかのうちの1つになりました。迷路が小さくなったので、個々のケースに使う時間が長くなります。解説は、答えを知っているからといって簡単すぎると言ってはいけないと、設計者に警告しています(32:39、32:56、33:05、33:25)。塞德莎さんは自分の経験から同意しています。南の最初の大きなチュートリアルは、ずっと難しい試作版を遊んでいたので簡単に感じましたが、案内がひどいと文句を言うプレイヤーも多いのです(33:51、34:37、35:00)。

8. 見えなかった積み重ね

何もないオレンジの長方形の部屋。クリスタル2つ、鏡、英雄がいて、壁のすき間の外にシアンの出口がある
最初の設計 · 塞德莎さんの動画より

塞德莎さんは、反射でボタンを切り替えて上に行き、ここにたどり着きます(35:14)。

元のバージョン: 小さな1点に気づくまで不可能に見える、シンプルな部屋です。チームは難しすぎると判断して易しくしましたが、解説は、短いゲームならこの謎めいたバージョンのほうが良いかもしれないと認め、2つ目の録音の前に試してみることを勧めています(35:28、35:45、36:02)。2つ目の録音は難しさについてです。パズルには良い難しさと悪い難しさがあり、長いゲームで、手がかりがゼロのパズルが何度も続くと、行き詰まるという同じ疲れる体験になります。さらに悪いことに、時間の大半をでたらめな試行に使い、アイデアが見えるのは最後の最後です。そこでチームは、かつて深みだと思っていた、延々と続く箱押しをやめました(36:09、36:30、36:56、37:28、37:39)。

塞德莎さんは録音が流れる間に遊びます。答えは3つのものを積み重ねることで、本当の難しさは、この部屋が求めているのがそれだと気づくことです(37:54、37:59、38:05)。彼はさらに、巨大なゲームがそういう賢くて難しいパズルばかりだと、頭の良いパズルでもプレイヤーは疲れてしまうと述べています(38:39)。

最終版は High Mirrors パズル21 です(40:13)。もう1人の英雄を出口まで連れて行く方法がほかにないので、積み重ねが必要だと一目で分かるよう作り直されています。あとは、どうやってやるかだけです。そのぶん簡単になりますが、長いゲームではアイデアが体感できるテンポで出てきます。解説は、音楽でなくなるまでスローにした曲にたとえています(40:23、40:44、41:03、41:42)。塞德莎さんのまとめ:ひと目で、高さ3マスのものを作るのだと分かります(42:07)。

9. 3枚の鏡とクリスタル

オレンジの霞の中の高い石の柱:赤い天辺の塔に3枚の鏡とクリスタルがあり、別の柱の上にゴールの島がある
Zach の初期案 · 塞德莎さんの動画より

元のバージョンは Zach のものです。序盤では助けになるのに、あとでは邪魔になる鏡というアイデアが埋もれています。ゴールの島への道は遠回りで想像しにくく、クリスタルのある3枚の鏡は、クリスタルを何度もコピーしたくなりますが、それはまったく役に立たないので、レベルが積極的にミスリードしています(43:17、43:25、43:36、43:52、44:05)。

塞德莎さんが先に解きます。コツ:最初にコピーされないよう、事前に鏡の下に石を置き、それから石を引き抜くと鏡が落ちて、コピーできるようになります(44:28、44:37、44:42)。地形がそのアイデアを隠していること、クリスタルをコピーして積み上げるのが自然で役に立たない最初の発想であることに、彼も同意しています(44:45、44:58、45:06)。

最終版は Patrick による改訂で、赤いビームのある High Mirrors パズル11 です(45:19、45:22)。核は似ていて、鏡の下からクリスタルを転送して出しますが、理由は違い、しかも2回行うので、アイデアが頭に定着します。何より、道筋は明快です。ゲートを越えることです(45:32、45:41、45:52)。塞德莎さん:赤い放射器を上げ、鏡で床を1枚ずつ下から引き抜いていくと、真ん中の段階だけが赤い扉を開きます(46:01、46:07)。

10. ビームの端で浮かび上がる

ピンクの台に暗い水たまり、ハス、飛び石、鏡があり、奥の高い壁の上に檻がある
元のバージョン · 塞德莎さんの動画より

元のバージョン: ビームの端と魔法の鏡を設置して、行く高さを選び、その高さに転送し、ビームに支えられて、台に降り立ちます。それに加えて、紫のビームの遠い端を埋め、ハスは向こう岸へ行くのに1回だけ使い、鏡で飛び石を呼び戻し、ハスを使い回すか石を沈めるかを考えなければなりません。すでに難しい核のまわりに、不確実な要素が多すぎます(46:38、46:53、47:11、47:19)。塞德莎さんは、紫の放射器が天井の上から始まり、まず下に動かしてから上に動かさないと詰まると付け加えています(47:28、47:42、47:49)。

塞德莎さんが最後までやります(48:04):

  1. ハスを右へ浮かせて、そこの石を取りに行きます(48:11、48:16)。
  2. 石は鏡で戻す必要があります。この石をここに置き、反射で戻して回収します(48:22、48:31、48:35)。
  3. 紫のビームを入れて、石を右に投げてビームの端にします(48:43)。
  4. 上がって、まず一番上に転送し、これを押し込んで、それから4段目へ(48:47、48:50、48:52)。最終版では5マス幅になりました。5つ目は自分で歩いて上り、反射でもそこへ上がれます(48:54、48:58)。

最終版は High Beamcasters パズル53 です(49:08)。水、飛び石、ハスはなくなりました。クリスタルを置いてビームをふさぐ準備は残りますが、本題に沿った形になり、紫のビームは上ではなく遠い側にあるので、戻って動かす手間が減ります。簡単になり、しかも核のアイデアにとどまれるので、より良くなりました。一般的な教訓:それぞれの小さな作業について、本当にそのやり方でなければならないのかと問うことです(49:14、49:23、49:31、49:45、50:11)。再プレイはしません(50:31)。

以上が開発中のレベルのすべてです。塞德莎さんは、これらから学べることをまとめています。難しさをどう調整するか、なぜレベルが簡略化され、易しくなり、要素が取り除かれるのか、です(50:35、50:51)。

アートボード

庭にあるアートボード。「Promesst、元のバージョン」と書かれたピクセルアートの試作と、右にメニューパネルがある
Promesst、元のビーム放射器の世界 · 塞德莎さんの動画より

2つのグループのボードが、エリアが試作から開発中のアート、最終アートへと進むようすを見せています。

  • Beamcasters の vaultは最初の部屋の近くにあります。このレベルはかつて Promesst と呼ばれていました。ボードは、アートの入る前の最初のレイアウト、力のビームとカートとディスプレイサーが変わったあとの再設計、開発中のアートの段階、そして壁がすっきりして削られ、見やすくなった最終版を順に見せます(4:33、4:43、4:51、4:54)。ここで遊べるレベルはありません。おそらく大きすぎるからでしょう(5:02)。
  • 最後の4つの世界: 北の Hearty Heroes of Hauling、東の鏡の島々(Mirror Isles)、南の飛び石(Skipping Stones to Lonely Homes)、そして西の Promesst の、元の版、開発中のアート版、最終アート版です。西は名前が Vault of the Beamcasters に変わり、もう Promesst とは関係がありません(51:05、51:15、51:25、51:35、51:49)。
  • オーバーワールドと下の層: メインの世界の設計、下の層の初期のスケッチ、マップがつながる前の Zach の草案、つながった下の層(つながっていることで金の部屋を対称に置けるようになり、いまのレイアウトに近づきました)、そしてアートをつけた改訂レイアウトです(51:58、52:09、52:14、52:22、52:30)。
壁に囲まれた庭のアートボード。つながった下の層のカラフルな地図が描かれている
つながった下の層 · 塞德莎さんの動画より

隠し録音(重大なネタバレ)

ストーリーのネタバレがあります。 この節では2つの女王の録音を説明します。塞德莎さんは2つ目を、ほとんど誰も知らない隠しのおまけと呼んでいて、このパートの数日前に見つけたばかりだそうです(0:35、53:01)。

最初:Crossroads にある女王の録音

上から見た Crossroads のハブ。ピンクのビームが囲み、四隅に4つの世界の角と石がある
Crossroads · 塞德莎さんの動画より

先にこちらを聞いてください。隠しのほうがこれに答えているからです(57:03、57:08)。

  1. プロローグから下りて、リフトでメインの世界に出て、それから Crossroads へ行きます(53:08、53:16、53:25)。
  2. 録音は左下の隅の石の下にあります(53:42、53:44)。
  3. バグ: 塞德莎さんが最初に遊んだバージョンでは、ある段階から次の段階へ行く途中の赤いパズルで赤い石を爆破するとき、左下の石が爆破されず、録音に行けませんでした。いまは修正されています。それを示すため、塞德莎さんは上から赤い石をその場所まで下ろして片づけます。隅の石は、今度は普通に爆破されます(53:38、53:49、53:54、54:02)。
  4. その場所で録音を再生します(54:06、54:26)。録音機は The Witness のものとそっくりだと、塞德莎さんは述べています(54:15)。

内容(ネタバレ): 女王が、ゲームの世界に入る直前の場面です。危険を感じ、もし戻れなかったら、忠実な兵士たちを助けて家族のもとに帰してほしいと祈ります。そこで何かが襲いかかり(矢の音が聞こえるそうです)、彼女は消え、ゲームの一番最初の声につながります(55:53、55:56、56:16、56:38、56:44)。

次:2つの霧の先にある隠し録音

濃い青の水の中に立つ英雄。背の高いオレンジのビームの左側で、右端に赤い建物がある
ビームの横の左へ進む隠し道 · 塞德莎さんの動画より

解放条件: 3つ目のエンディングをクリアすること(58:13)。

  1. 地下の Crossroads Low に下ります(57:11、57:13)。
  2. 黄色いビームのあるゾーンへ行き、それに沿って一番下まで下ります。ここで名前のカード Three at Once が表示されます(57:22、57:27)。
  3. この場所で調整をしてから(何をするのか、ナレーションでははっきりしません。その場面を見てください)、下に降ります(57:30、57:33、57:36)。
  4. 真ん中で、思い切って左へ歩きます。ここに隠し道があります(57:38、57:43、57:47)。
  5. こうして、100%達成した人が不思議に思っていた2つの霧が開きます(57:51、57:58、58:00)。以前のパートでは、開けられないと言っていました(Low Beamcasters)。
  6. 上に行くと、霧が完全に晴れ、下の層の霧はすべてなくなり、録音はここに隠されています。看板を開きます(58:05、58:07、58:09、58:16、58:20)。
紫とオレンジが渦巻く虚空に浮かぶ、録音機と看板のそばに1人立つ英雄
隠し録音 · 塞德莎さんの動画より

内容(重大なネタバレ): 前半は Crossroads の録音と同じです。そのあと、彼女が消えたあとも続きます。護衛たちは、彼女がいなかったのは10秒足らずだったと言います。彼女は自分の世界に戻り、ゲームの4つの世界で出会った人々も一緒に来ています。取り囲まれた彼らは形勢を逆転させ、それぞれの世界の能力の音が聞こえます(塞德莎さんは、魔法使いの入れ替え、鏡、宝石を置く音、飛び石、吟遊詩人の音楽を聞き分けています)。塞德莎さんはこれを、本当のハッピーエンドと解釈しています(1:00:37、1:00:42、1:00:50、1:01:06、1:01:25、1:01:55)。

まだ分かっていないこと: 一番最初の看板の数字です。塞德莎さんは、一番大事なものを 069104 と読んでいます(桁には自信がないそうです)。何のためのものかは、まだ誰も知りません。隠し座標と照らし合わせてもつながりはなく、誰か掘り出せないかと呼びかけています(1:02:03、1:02:10、1:02:19、1:02:22)。

塞德莎さんのシリーズの終わり

これは塞德莎さんの全68回の解説の最終回で、これでゲームのすべてを見せたと言っています(1:02:31、1:02:36)。彼の評価を一言でいうと、傑作とまでは言えず、いくつか問題もあり、突出した1つのレベルもないものの、全体がとてもよく磨かれて丁寧に設計されていて、幅広い層向けで、Patrick’s Parabox に続いて、ロジックパズルの初心者に最初にすすめるゲームです。南のオープンワールドがもっとなめらかになり、残っている想定外の解法とマップの穴が直ることを望んでいます(1:02:49、1:03:06、1:03:28、1:03:36、1:03:50)。中国語の音声が来たら、すべての録音を中国語で追加する予定で、2週間から1か月後の見込みです(1:04:03、1:04:11)。

エンドゲーム(低)、または対蹠点(低)のハブに戻ります。